フジテレビの土地、なんで売ったの?調べたらヤバい事情が見えてきた

フジテレビの土地売却を解説するアイキャッチ画像

フジテレビ本社ビル、売却されたじゃないですか。

ニュースで見たとき、「え、マジで?」って思った。

あの台場のランドマーク的なやつ。

調べまくった結果この売却の仕組みがめちゃくちゃ面白いことに気づいた。

不動産の世界、思ってる以上にドラマありました。

で、何が起きたの?

2024年、フジテレビが本社ビルを売却。

正確には「売却」じゃなくて「売って借りる」という手法。

業界では「セール・アンド・リースバック」って呼ばれてるやつ。

📌 セール・アンド・リースバックとは?

自分の持ってる建物を売る

でも、そのまま借りて使い続ける

売却代金でキャッシュを手に入れつつ、今まで通り使える

「なんでそんなことするの?」って最初思ったんですけど、理由を調べたらなるほどって。

売却額は推定1,000億円超。

ただ、正確な金額は非公開。

買い手も、国内外の投資ファンドって言われてるけど、具体的な名前は出てこない。

不動産取引の世界って、思ってる以上に情報が出てこないんですよね。

「売って借りる」って、どういうこと?

これ企業がよくやる手法らしい。

イメージで言うと:

🏢 あなたが会社のビルを持ってるとします

普通のパターン:
自分のビル → 自分で使う → ずっと自分のもの

「売って借りる」パターン:
① 自分のビルを投資家に売る
② 売却代金が入ってくる(1,000億円とか)
③ でも、そのビルを借りて使い続ける
④ 毎月家賃を払う
⑤ 今まで通り、その場所で営業

つまり、建物の所有者は変わるけど、使う人は変わらない

これが「売って借りる」仕組み。

フジテレビの場合、家賃の詳細は非公開なんですけど、都心の大型オフィスビルの相場から考えると、月額数億円レベルは確実。

年間で数十億円の家賃を払い続けることになる。

何がメリットなの?

「売ったのに家賃払うって、損じゃない?」って思いますよね。

でも、企業側にはメリットがある。

✅ メリット

① 一気に現金が手に入る
1,000億円とか、ドカンと入ってくる。
負債を返したり、新しい事業に投資できる。

② 引っ越ししなくていい
売ったけど、借りて使い続けるから、場所は変わらない。
社員も、取引先も、何も変わらない。

③ 固定資産税とか維持費が減る
不動産って、持ってるだけでお金かかるんですよ。
固定資産税、修繕費、管理費…
それが全部なくなる。
❌ デメリット

① もう自分の資産じゃない
売った時点で、その不動産は他人のもの。

② 毎月家賃を払い続ける
月に数億円とか、年間数十億円とか。
契約更新のタイミングで、家賃が上がる可能性もある。

③ 長期的にはコスト高かも
家賃を10年、20年と払い続けたら…
トータルでいくらになるんだろう?

ただ、それでも「今すぐ現金が必要」なら、この方法は選択肢になる。

フジテレビの場合、財務改善が最優先だったんでしょうね。

なんでフジテレビは売ったの?

ニュースとか決算資料見てると、理由がいくつか見えてくる。

1. 財務改善が最優先

テレビ業界、正直厳しい。

広告収入は減り続けてるし、配信サービスとの競争もある。

不動産を売ってキャッシュを確保して、有利子負債を減らす。

財務を改善する必要があった。

報道によると、売却後に有利子負債が減少して、財務状況が改善されたらしい。

2. 固定資産を現金化

不動産って、持ってるだけでお金かかるんですよ。

それを売却して現金化すれば、もっと機動的に使える。

3. 本業に集中

テレビ局の本業は「不動産保有」じゃなくて「コンテンツ制作」。

不動産を手放して、本業に集中する戦略。

これ、企業の「選択と集中」ってやつですね。

行政書士の勉強で会社法やってるんですけど、こういう経営判断、めちゃくちゃ出てくる。

じゃあ、誰が買ったの?

買ったのは、国内外の投資ファンド。

具体的な名前は非公開だけど、彼らが狙ってるのは「安定収入」なんですよ。

💰 投資ファンド側のメリット

① お台場の一等地に建つビル
資産価値が高い。

② フジテレビが長期契約で借り続ける
毎月確実に数億円の家賃収入が入ってくる。

③ ブランド価値が高い
「フジテレビ本社ビル」って、知名度抜群。

つまり、「優良投資物件」。

フジテレビは家賃を払い続けるけど、投資ファンドは毎月確実に数億円の家賃収入をゲット。

リスクが低くて、リターンが安定してる。

投資ファンドにとっては、めちゃくちゃ魅力的な物件だったはず。

都心の大型オフィスビルで、テナントが超優良企業。

こんな物件、そうそう出てこない。

これ、フジテレビだけじゃないらしい

調べてみたら、これフジテレビだけの話じゃなかった。

日本テレビ、TBS、テレビ朝日も、同じような資産の流動化やってるらしい。

テレビ業界全体で、不動産を手放す流れがある。

📺 テレビ業界の変化

昔:
めちゃくちゃ儲かってた

一等地に自社ビル建てた

不動産を資産として保有

今:
広告収入が減ってる

不動産を維持するのが大変

売却して現金化

財務改善

「もう不動産持ってる時代じゃない」って感じ。

業界全体の生き残り戦略なんですよね。

これ知ったとき、「あ、フジテレビだけの問題じゃないんだ」って思った。

時代が変わったんだなって😅

フジテレビの土地、実はもともと…

これ、調べてて「え、マジで?」ってなったんですけど。

お台場の土地、もともと東京都の所有だったんですよ。

埋立地だから。

🏝️ お台場の土地の変遷

もともと:東京都所有の埋立地

フジテレビが購入:推定100億円単位

ビルを建設

今回売却:推定1,000億円超

ただ、土地の権利関係、ちょっと複雑らしい。

一部の土地は東京都所有の可能性もあるって。

お台場って埋立地だから、権利関係が入り組んでるんですよね。

街を見る目が変わった

フジテレビの話、ニュースで見たときは「ふーん」って感じだったんですけど。

借地権や、不動産勉強してると、めちゃくちゃ興味深い。

「売って借りる」「借地権」「所有権」…

全部、勉強したことが繋がってくる感じ。

しかも、フジテレビだけじゃなくて、業界全体の流れだったとは。

テレビ局って、昔は「勝ち組」だったけど、今は不動産を手放して財務改善しないと厳しい時代。

これ知ってると、企業の不動産戦略とか、財務判断とか、ちょっと見えてくるんですよね✨

お台場歩くとき、フジテレビ見る目が変わりそう。

「あのビル、もうフジテレビのものじゃないんだよな」って。

不動産、奥深い。。。


※この記事は宅建・行政書士学習中の内容をまとめたものです。 間違いがあればご指摘ください。

#宅建 #不動産 #フジテレビ #お台場 #セールアンドリースバック

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