実家を相続したけど使う予定ない、どうしたらいい?誰もが直面する問題の答え

実家を相続した時について解説するアイキャッチ画像

親が亡くなったら、実家を相続する。

でも、自分はすでに別の場所に家を持ってる。

実家に戻る予定もない。

「じゃあ、この家どうすればいいの?」

これ、みんな必ず直面する問題ですよね。

私も将来、絶対にこうなる。

今日はそれをまとめます。

まず最初に考えること(フローチャート)

実家を相続した
❓ 将来、この家に住む予定はある?
YES
住む予定あり
③ 自分で使う
NO
住む予定なし
次の質問へ
❓ 家賃収入が欲しい?
大家業やれる?
YES
やってみたい
② 賃貸に出す
NO
面倒くさい
次の質問へ
❓ すぐに現金が欲しい?
スッキリしたい?

では、それぞれの選択肢を詳しく見ていきます。

① 売却する(一番おすすめ)

使う予定がないなら、売却が一番スッキリする。

✅ メリット

現金が手に入る
固定資産税も管理の手間もゼロ。

相続税の納税資金になる
相続税、現金で払わないといけないので。

トラブルが起きにくい
兄弟で分ける場合も、現金なら分けやすい。

3年以内なら税金の特例が使える
譲渡所得税が安くなる。

❌ デメリット

思い出の家を手放すことになる
これが一番つらいかも。

売却に時間がかかる
半年〜1年はかかる場合も。

譲渡所得税がかかる可能性
売却益が出たら、税金がかかる。

安く買い叩かれるリスク
地方の古い家は売れにくい。

売却のポイント

💡 相続から3年以内に売ると、税金の特例が使える

「相続税の取得費加算の特例」
→ 相続税を払った人が、相続した不動産を3年以内に売却したら、譲渡所得税が安くなる。

「空き家の3,000万円特別控除」
→ 条件を満たせば、売却益から3,000万円まで控除できる。

売却するなら、相続後3年以内がベスト!

② 賃貸に出す

「売るのはちょっと…」って人は、賃貸に出すのも選択肢。

✅ メリット

家賃収入が入る
毎月の収入になる。

家を手放さなくていい
将来、自分が住むことも可能。

固定資産税を家賃で払える
空き家よりはマシ。

不動産を資産として持ち続けられる
将来、価値が上がるかも。

❌ デメリット

大家業が大変
入居者トラブル、修繕費、確定申告…

空室リスク
借り手がつかないと収入ゼロ。

初期費用がかかる
リフォーム、クリーニング、設備交換とか。

固定資産税+維持費がかかる
家賃収入より支出が多いこともある。

賃貸のポイント

⚠️ 現実は厳しい

地方の古い家だと、借り手がつかない可能性が高い。

都心ならまだしも、地方の実家を賃貸に出すのは現実的じゃないかも。

あと、賃貸に出すと「住宅用地の特例」が使えなくなる場合がある。
固定資産税が上がるリスクもあるので、要注意。

③ 自分で使う

セカンドハウスとして使うとか、将来住むとか。

✅ メリット

思い出の家を残せる
精神的な価値は大きい。

固定資産税の特例が使える
住宅用地の特例で税金が安くなる。

いつでも使える
帰省の拠点になる。

将来、子供に残せる
次の世代に引き継げる。

❌ デメリット

維持費がかかる
固定資産税、水道光熱費、修繕費…
年間数十万円はかかる。

管理が大変
定期的に通って、掃除や換気しないと家が傷む。

将来売却しにくくなる
空き家期間が長いと、建物の価値がゼロに。

コスパが悪い
年に数回しか使わないなら、ホテルの方が安い。

自分で使うポイント

💰 コスパの計算

固定資産税:年間10万円
水道光熱費:年間5万円
修繕費:年間10万円
→ 合計:年間25万円

年に4回帰省するとして、1回あたり6.25万円。

ホテルに泊まった方が安いかも…

④ 解体して更地にする

建物を壊して、土地だけにする。

✅ メリット

土地が売れやすくなる
建物がないと、買い手がつきやすい。

管理の手間がゼロ
建物の劣化を気にしなくていい。

駐車場として貸せる
月極駐車場にすれば収入になる。

スッキリする
ボロボロの建物を見なくて済む。

❌ デメリット

解体費用がかかる
100万円〜200万円は普通にかかる。

固定資産税が6倍になる
住宅用地の特例が使えなくなる。
年間の固定資産税が6倍に跳ね上がる。

元に戻せない
一度解体したら、もう建て直せない場合もある(再建築不可物件とか)。

解体のポイント

⚠️ 解体は最終手段!

固定資産税が6倍になるのは、マジでキツい。

年間5万円 → 30万円
年間10万円 → 60万円

それでも売れなかったら、ただの負担。

解体するなら、売却が決まってから!

結局、どうすればいい?

📌 私の結論

使う予定がないなら、売却一択。

手順:
① まず、相続登記をする(義務化されたので必須)
② 不動産屋に査定してもらう
③ 売却価格に納得したら、3年以内に売却
④ 売却できないなら、賃貸か更地化を検討

重要なのは、早めに動くこと。

相続登記も義務化されたし、売却の特例も3年以内。
「そのうち考えよう」って放置すると、どんどん選択肢が狭まる。

兄弟がいる場合はどうする?

兄弟で相続した場合、共有名義は絶対に避ける

⚠️ 共有名義のリスク

売るにも全員の同意が必要
1人でも反対したら売れない。

固定資産税を誰が払うかで揉める

次の相続で共有者が増える
どんどん複雑化する。

おすすめの分け方

🏠 実家の分け方

① 換価分割(一番おすすめ)
実家を売却して、現金を分ける。
トラブルが一番少ない。

② 代償分割
1人が実家を相続して、他の兄弟に現金を払う。
実家を残したい場合はこれ。

③ 現物分割
土地を分筆して、それぞれが相続。
でも、土地が小さくなって売れなくなるリスクあり。

まとめ

実家を相続したけど使う予定がない場合、売却が一番スッキリする

思い出は残したいけど、現実的に考えると維持が大変。

固定資産税、管理費、修繕費…年間数十万円かかる。

それなら、売却して現金化した方がいい。

売却のタイミングは、相続後3年以内がベスト。

税金の特例が使えるから。

もし売却が難しいなら、賃貸に出すか、更地化を検討。

ただし、解体は固定資産税が6倍になるので要注意。

兄弟で相続する場合は、共有名義は絶対に避ける

換価分割で、現金で分けるのがおすすめ。

親が元気なうちに、話し合っておくのが一番。

これ、誰もが直面する問題だから、今のうちに考えておいた方がいいです😊

私は賃貸か更地化を検討します。(親には内緒。笑)


※この記事は宅建・行政書士学習中の内容をまとめたものです。 間違いがあればご指摘ください。

#宅建 #不動産 #相続 #実家 #空き家

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