2021年9月5日に閉業した「大江戸温泉物語 お台場」。
当時は年間来場者100万人を誇る人気施設でしたが、あれから5年——。
跡地はいま、どうなっているのでしょうか?
「懐かしいな…」
「あの場所、今どうなってるんだろう?」
そう思ってこの記事にたどり着いた方も多いはず。
本記事では、閉業理由「借地権の契約満了」の背景を宅建合格者の視点で整理し、2026年現在の跡地の状況と再開発の動きを最新情報として紹介します。
お台場「大江戸温泉物語」18年半の歴史
2003年3月の開業以来、お台場の観光スポットとして愛された「大江戸温泉物語」。
日本庭園風の露天風呂や浴衣体験など、外国人観光客にも人気でした。
🏯 大江戸温泉物語(お台場)の基本データ
| 開業日 | 2003年3月1日 |
| 閉業日 | 2021年9月5日 |
| 運営期間 | 約18年半 |
| 年間来場者数(ピーク時) | 約100万人 |
| 敷地面積 | 約30,809㎡ |
| 建物延床面積 | 約10,615㎡ |
📌 出典:大江戸温泉物語公式発表、各種報道資料
デートスポットとしても人気で、週末は混雑していた記憶がある人も多いでしょう。
しかし2021年、18年半の営業に幕を下ろします。
閉業理由は「定期借地権」の満了
「なんで閉店したの?」「経営が悪化したの?」
そう思った人も多いはず。
でも、閉店の理由は経営難ではなく、「20年の定期借地権契約の満了」。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 契約形態 | 20年定期借地権 |
| 地主 | 東京都 |
| 契約開始年(推定) | 2001年頃 |
| 契約満了年 | 2021年12月 |
| 契約更新 | 交渉したが不成立 |
地主である東京都との契約が2021年末で終わり、延長交渉も成立しませんでした。
つまり、「契約期間が来たから、終わり」ってこと。
借地権とは?わかりやすく解説
「借地権って何?」
って思った人のために、簡単に説明。
「借地権」は土地を借りて建物を建てるための権利。
なかでも”定期借地権“は、期間満了後に建物を解体して更地で返す契約。
📚 定期借地権の特徴
| 契約期間 | 10年以上50年未満(事業用は10年〜30年未満) |
| 更新 | できない(契約満了で終了) |
| 契約満了時 | 建物を解体して更地で返還 |
| メリット | 初期投資が少ない、短期〜中期の事業向け |
| デメリット | 契約満了で確実に終了、更新の余地なし |
更新ができないため、事業計画時に出口戦略が重要になる。
大江戸温泉は、この「出口」が2021年だった。
東京都との契約更新ができなかった理由
「交渉したのに、なんで更新できなかったの?」って思うじゃないですか。
理由は、定期借地権は原則「契約更新できない」仕組みだから。
📝 契約更新交渉の詳細
| 交渉の有無 | あり(運営会社が契約延長を希望) |
| 東京都の判断 | 更新に応じず |
| 契約当時の制約 | 最長20年で更新不可(2008年法改正前の契約) |
| 再契約の条件 | 貸主と借主の双方の合意が必要 |
| 結果 | 東京都が合意せず、契約終了 |
ポイント:交渉はしたが、東京都が応じなかったため閉業。
定期借地権は「更新不可」が原則だが、双方合意があれば再契約は可能。
ただし、地主(東京都)が「NO」と言えば、終わり。
交渉の余地があっても、地主(東京都)が再開発など別用途を検討していれば難航する。
実際、東京都は「臨海副都心エリアの再整備」を進めている。
大江戸温泉の跡地も、その一環とみられる。
【2026年最新】跡地はいまどうなっている?
2026年1月現在、跡地は整地済みの更地。
📍 大江戸温泉跡地の現状(2026年1月)
| 現在の状態 | 整地済みの更地 |
| 管理状況 | 仮設フェンスが設置され、再開発予定地として管理 |
| 東京都の計画 | 臨海副都心エリアの観光・MICE施設誘致構想に含まれる |
| 具体的な計画 | 詳細未定(東京都都市整備局で検討中) |
📌 出典:東京都都市整備局資料、臨海副都心まちづくり推進計画
一部区画では仮設フェンスが設置され、再開発予定地として管理されている。
東京都の都市整備局資料では、臨海副都心エリアの観光・MICE施設誘致構想に含まれていることが確認できる。
東京都の再開発計画と周辺動向
お台場周辺、最近めちゃくちゃ変わってますよね。
臨海副都心エリアは東京湾岸の再整備が進行中。
| エリア | 再開発の動き |
|---|---|
| 有明・青海地区 | ホテルや大型複合施設の建設が続く |
| 豊洲地区 | 商業施設・タワーマンション開発 |
| 晴海地区 | 選手村跡地の再開発 |
| 大江戸温泉跡地 | 観光・MICE施設誘致構想に含まれる |
周辺では有明・青海地区でホテルや大型複合施設の建設が続き、「大江戸温泉跡地」もその一環とみられる。
数年後には、新しい観光施設ができているかもしれない。
定期借地権ビジネスの教訓(宅建視点)
宅建勉強してて分かったのが、
定期借地権は初期投資を抑えられる反面、「20年後に確実に撤退」という強制的な終わりがある。
⚠️ 定期借地権ビジネスのリスク
メリット
✅ 初期投資が少ない(土地購入費ゼロ)
✅ 短期〜中期の事業に向いている
デメリット
❌ 20年後に確実に撤退(更新不可)
❌ 建物を解体して返還(解体費用も莫大)
❌ 事業規模が大きいほど、解体コストや再投資リスクが大きい
事業規模が大きいほど、解体コストや再投資リスクが大きくなる。
大江戸温泉も、解体費用だけで数億円かかったはず。
もし所有地だったらどうなっていたか
「もし土地を買ってたら、どうなってた?」
って思うじゃないですか。
| 項目 | 所有 | 借地 (20年定期借地権) |
|---|---|---|
| 初期投資 | 数百億円単位 | 0円 |
| 年間コスト | 数億円(固定資産税) | 数億円(地代) |
| 20年後 | そのまま営業継続可能 | 閉業+解体 |
| 資産価値 | 土地が資産として残る | 0円 |
仮に土地を購入していた場合、初期投資は数百億円単位に達したと考えられる。
ただし所有であれば、営業継続も再開発転用も可能で、「資産としての価値」が残ったはず。
同様の借地事例(豊洲・晴海など)
お台場だけじゃなく、東京湾岸エリアでは定期借地権の事例が多い。
| エリア | 借地事例 |
|---|---|
| 豊洲地区 | 定期借地権による大規模商業施設 |
| 晴海地区 | 選手村跡地の定期借地権活用 |
| お台場地区 | 大江戸温泉物語(20年定期借地権) |
豊洲や晴海の再開発でも、定期借地権による大規模利用が行われている。
東京都の借地政策は、一定期間での土地活用と再開発の柔軟性を重視する方向。
まとめ:「借地権の期限」は都市開発の節目
📋 大江戸温泉閉業まとめ
| 閉業理由 | 20年定期借地権の契約満了 |
| 地主 | 東京都 |
| 契約更新 | 交渉したが不成立 |
| 跡地の現状(2026年) | 整地済みの更地、再開発予定地として管理 |
| 今後の予定 | 臨海副都心エリアの観光・MICE施設誘致構想に含まれる |
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※この記事はダイヤモンドオンライン、PR TIMES公式リリース、公式YouTube動画などの公開情報をもとに執筆しています。 参考リンク: ダイヤモンドオンライン:お台場大江戸温泉よ、ありがとう! – PR TIMES:大江戸温泉物語営業終了告知最後に。
定期借地権の満了、意外と身近な話です。
大江戸温泉物語も、こうやって終わりました。
もし「うちの土地、どうなってるんだろう?」
って気になった人は、
一度プロに相談してみるといいかもしれません。
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