親が認知症になる前にやるべきこと、成年後見人では遅い【家族信託】

家族信託 相続 宅建

親が認知症になると、不動産の売却ができなくなる。

これ、知ってました?

認知症になったら、 本人の意思確認ができない。

だから、不動産の売買契約が結べない。

「成年後見人を立てればいいんじゃない?」

って思うかもしれないけど、 成年後見人でも簡単には売却できない。

家庭裁判所の許可が必要で、 超面倒くさい。しかも、許可が下りないこともある。

だから、認知症になるに対策が必要。

認知症になると、何ができなくなる?

認知症で判断能力が低下すると、 法律行為ができなくなる。

例えば:

  • 不動産の売買契約
  • 銀行口座からの大きな引き出し
  • 遺言書の作成
  • 賃貸借契約の締結
  • 相続の遺産分割協議

全部、できなくなる。

「本人の意思確認ができない」ってことで、無効になる。

実際にあった困ったケース

ケース1:実家を売却できない

  • 父が認知症になった
  • 施設に入居
  • 施設費用が月30万円
  • 「実家を売却して費用に充てたい」
  • でも、父名義のまま
  • 認知症だから売買契約できない

→ 詰む。

ケース2:銀行口座が凍結

  • 母が認知症になった
  • 銀行が認知症だと知った
  • 口座が凍結された
  • 施設費用が払えない

→ 詰む。

ケース3:遺産分割協議ができない

  • 父が死亡
  • 母が認知症
  • 遺産分割協議に母の参加が必要
  • でも、認知症で判断能力なし
  • 協議ができない

→ 詰む。

成年後見人を立てればいいんじゃない?

「認知症になったら、成年後見人を立てればいいじゃん」

って思うじゃないですか。

でも、成年後見人にも限界がある。

成年後見人の限界

1. 不動産の売却に家裁の許可が必要

成年後見人でも、 不動産を勝手に売却できない。

家庭裁判所の許可が必要。

許可の条件:

  • 「本人のために必要」であること
  • 「本人の利益になる」こと

例えば:

  • 施設費用の支払いのため
  • 本人の生活費のため

こういう理由じゃないと、許可が下りない。

「相続税対策で売却したい」、「子供が家を買いたいから資金援助したい」とか、

本人以外のための売却は、許可されない。

2. 手続きが超面倒

家裁に申立て→審理(数ヶ月)→許可が下りる→売却手続き

ここまで、半年〜1年かかる。

超遅い。

3. 後見人の報酬がかかる

成年後見人(弁護士、司法書士など)に、 月2万円〜5万円の報酬が必要。

年間24万円〜60万円。これが、本人が亡くなるまで続く。

10年続けば、240万円〜600万円。

高い。

4. 自由度がない

成年後見人は、 「本人の財産を守る」のが仕事。

だから、積極的な資産運用とか、 相続税対策とかできない。

「とにかく守る」だけで柔軟な対応ができない。

家族信託という選択肢

認知症になるに対策する方法がある。

「家族信託」

家族信託とは?

親(委託者)が、 子供(受託者)に財産を託す。

子供が、親のために財産を管理・処分する。

親が認知症になっても、 子供が代わりに売却とかできる。

家族信託のメリット

1. 認知症になっても売却できる

家族信託をしておけば、 親が認知症になっても、 子供が不動産を売却できる。

家裁の許可も不要でスムーズに売却できる。

2. 相続税対策ができる

成年後見人だと、相続税対策できない。

でも、家族信託なら、 生前贈与とか、賃貸経営とか、 柔軟な対策ができる。

3. 報酬がかからない

家族が受託者なら、 報酬はかからない。

成年後見人だと、年間数十万円かかるけど、 家族信託ならゼロ。

4. 遺言の代わりになる

家族信託契約に、 「親が亡くなったら、この不動産は長男に」

って書いておけば、 遺言の代わりになる。

家族信託のデメリット

1. 設定に費用がかかる

家族信託の契約書作成、 登記手続き、

専門家(司法書士、弁護士)に依頼すると、 30万円〜100万円かかる。

初期費用が高い。

2. 家族の協力が必要

家族が受託者になるから、 家族の協力が必要。

「子供が信頼できない」って場合は、難しい。

3. まだ普及してない

家族信託、まだ新しい制度で知らない人も多い。

対応できる専門家も限られてる。

遺言書も必要

家族信託だけじゃなくて、 遺言書も作っておくべき。

遺言書があれば、 相続の時に揉めにくく、特に公正証書遺言がおすすめ。

遺言書の形式 公正証書遺言 自筆証書遺言

自筆証書遺言だと、 家庭裁判所の検認が必要で面倒。

公正証書遺言なら、 公証役場で作るから、 検認不要。

すぐに相続手続きできる。

遺言書、自分で作ると不備があることが多い。

専門家に相談すれば、 確実に有効な遺言書が作れる。

家族信託と合わせて、 遺言書も作っておくのがベスト。

いつやるべき?

「親が元気なうちに」

これが鉄則。

認知症になってからじゃ遅い。

目安:

  • 親が70歳を超えたら検討
  • 親が物忘れし始めたら早急に
  • 親が高額な不動産を持ってるなら必須

「まだ元気だから大丈夫」

って思ってると、手遅れになる。

認知症は、ある日突然進行することもある。

何から始めればいい?

1. 親と話し合う

「認知症になったときのこと、考えてる?」

って、親と話し合い「実家、どうするつもり?」

「施設に入るときの費用、どうする?」と具体的に話す。

2. 専門家に相談

家族信託、遺言書、

どっちがいいか、専門家に相談。

司法書士、弁護士、税理士。初回相談は無料のところも多い。

3. 家族信託契約 or 遺言書作成

方針が決まったら、 家族信託契約を結ぶ、

または、

遺言書を作成する。

どちらも、専門家に依頼するのが確実。

まとめ

親が認知症になると、 不動産の売却ができなくなる。

成年後見人を立てても、 家裁の許可が必要で、超面倒。

だから、認知症になるに対策を。

選択肢:

  1. 家族信託
    • 認知症後も子供が管理・売却できる
    • 相続税対策もできる
    • 初期費用30万円〜100万円
  2. 遺言書(公正証書遺言)
    • 相続時に揉めない
    • 検認不要
    • 費用数万円

どちらも、親が元気なうちにやるべき。

70歳を超えたら、早めに検討を。

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