親が亡くなって、実家を相続した。
「自分でやるの、無理そう…」
「平日に休めないし…」
「書類とか、ミスしたら怖い」
めっちゃ分かります。
にしても、相続登記って書類が多すぎる。
戸籍謄本を出生から死亡まで集めるとか、マジで大変。
今日は、司法書士に頼む場合の費用、流れ、選び方を全部まとめます。
司法書士に頼むメリット
1. 全部丸投げできる
戸籍謄本の取り寄せから、法務局への申請まで、全部やってくれる。
自分でやることは、ほぼゼロ。
書類に署名・押印するだけ。
2. 平日に休まなくていい
役所も法務局も、平日しか開いてない。
自分でやると、最低でも2〜3回は平日に休む必要がある。
司法書士に頼めば、仕事を休む必要なし。
3. ミスがない
書類に不備があると、法務局から返送されて、また出直し。
司法書士なら、一発で通る。
時間のロスがない。
4. 相続トラブルの相談もできる
「兄弟で揉めてる」
「遺産分割協議がまとまらない」
こういう相談も、司法書士ができる。
法的なアドバイスがもらえる。
5. 精神的に楽
「これで合ってるかな?」
「書類、足りないかも…」
こういう不安がゼロ。
プロに任せてるから、安心。
司法書士に頼むデメリット
1. 費用がかかる
自分でやると8万円くらいだけど、司法書士に頼むと15〜23万円。
プラス7〜15万円かかる。
2. 司法書士選びが大変
「どの司法書士に頼めばいいの?」
「悪徳業者もいるって聞いたけど…」
選び方が分からないと、不安。
3. やり取りが面倒な人もいる
「何度も連絡が来る」
「書類のチェックが細かい」
こういうのが面倒な人には、ストレス。
司法書士の費用(相場)
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| 書類取得費 | 5,000〜10,000円 |
| 登録免許税 | 評価額の0.4%(約8万円) |
| 司法書士報酬 | 7〜15万円 |
| 合計 | 15〜23万円 |
司法書士報酬の内訳
基本報酬:5〜8万円 相続登記の基本料金
戸籍取得代行:1〜3万円 戸籍謄本を代わりに取ってくれる
遺産分割協議書作成:1〜3万円 書類を作ってくれる
追加料金が発生するケース:
- 不動産が複数ある → プラス3〜5万円
- 相続人が多い(5人以上)→ プラス2〜3万円
- 遺産分割協議が複雑 → プラス3〜5万円
司法書士に頼む流れ(5ステップ)
Step 1: 司法書士を探す(1週間)
相続登記に強い司法書士を探す。
探し方:
- Google検索「相続登記 司法書士 ○○市」
- 友人・知人の紹介
- 銀行や不動産屋の紹介
- 司法書士会のサイト
▶ 日本司法書士会連合会 https://www.shiho-shoshi.or.jp/
ここで、地域の司法書士を検索できる。
Step 2: 無料相談に行く(1日)
ほとんどの司法書士は、初回相談無料。
相談で聞くこと:
- 費用の見積もり
- 手続きの期間
- 必要な書類
- 自分がやること
3〜4件の司法書士に相談して、比較するのがおすすめ。
Step 3: 契約・書類準備(1週間)
司法書士を決めたら、契約。
自分がやること:
- 委任状に署名・押印
- 印鑑証明書を取る
- 固定資産評価証明書を取る(司法書士が代行してくれることもある)
戸籍謄本の取り寄せは、司法書士がやってくれる。
Step 4: 遺産分割協議書に署名(1日)
司法書士が、遺産分割協議書を作ってくれる。
内容を確認して、署名・実印を押す。
相続人全員の署名・実印が必要。
Step 5: 登記完了(2〜3週間)
司法書士が、法務局に申請してくれる。
2〜3週間で登記完了。
登記識別情報通知(権利証みたいなもの)が届く。
司法書士の選び方(超重要)
✅ 良い司法書士の特徴
1. 相続登記の実績が豊富
「年間○○件の相続登記を扱ってます」
こういう実績を公開してる司法書士は、信頼できる。
2. 費用が明確
「基本報酬○万円、戸籍取得代行○万円」
内訳を明確に説明してくれる。
「追加料金が発生する場合」も、事前に教えてくれる。
3. 説明が丁寧
「この書類は、こういう理由で必要です」
専門用語を使わず、分かりやすく説明してくれる。
4. レスポンスが早い
メールや電話の返信が早い。
「連絡したのに、3日返事がない」とかは、NG。
5. 無料相談がある
初回相談無料の司法書士が多い。
「相談だけで5,000円」とかは、避けた方がいい。
❌ 避けた方がいい司法書士
1. 費用が安すぎる
「相続登記3万円!」とか、安すぎるのは怪しい。
後から追加料金がバンバン発生する。
2. 強引に契約を迫る
「今すぐ契約しないと、義務化で罰金ですよ!」
こういう煽り方をする司法書士は、NG。
3. 説明が雑
「とりあえず、ここに署名してください」
内容を説明せず、書類に署名させる。
4. 事務所が遠い
何かあった時、すぐに行けない。
できれば、地元の司法書士がいい。
5. ネットの口コミが悪い
Google口コミとか、チェックした方がいい。
「対応が悪い」「追加料金がひどい」とか書いてあったら、避ける。
司法書士に頼む場合のチェックリスト
相談前に準備するもの
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 亡くなった人の情報 | 氏名、生年月日、死亡日、最後の住所 |
| 相続人の情報 | 全員の氏名、住所、続柄 |
| 不動産の情報 | 住所、固定資産税の納税通知書 |
| 遺言書の有無 | あれば持参 |
固定資産税の納税通知書があると、話が早い。
不動産の評価額が分かるから、費用の見積もりが出せる。
相談で聞くべきこと
1. トータルの費用 「全部でいくらかかりますか?」
2. 追加料金が発生するケース 「どういう場合に、追加料金がかかりますか?」
3. 手続きの期間 「申請から完了まで、どのくらいかかりますか?」
4. 自分がやること 「私は、何を準備すればいいですか?」
5. 支払いのタイミング 「費用は、いつ払いますか?」
よくある質問
Q1. 司法書士って、どこで探せばいいの?
A. Google検索、友人の紹介、銀行の紹介など。
日本司法書士会連合会のサイトでも検索できます。
▶ 日本司法書士会連合会 https://www.shiho-shoshi.or.jp/
Q2. 費用は、いつ払うの?
A. 登記完了後に払うことが多い。
一部前払い、残りは完了後、というパターンもある。
Q3. 戸籍謄本、自分で取った方が安い?
A. 自分で取れば、1〜3万円節約できる。
ただし、出生から死亡まで集めるのは、めちゃくちゃ大変。
郵送でやり取りすると、1ヶ月以上かかることもある。
時間がない人は、司法書士に任せた方が楽。
Q4. 遺産分割協議がまとまらない場合は?
A. 司法書士が間に入って、調整してくれることもある。
ただし、裁判になりそうな場合は、弁護士に相談した方がいい。
Q5. 登記完了まで、どのくらいかかる?
A. 契約から登記完了まで、1〜2ヶ月。
戸籍謄本の取り寄せに時間がかかることが多い。
Q6. 司法書士に頼んだら、絶対に3年以内に完了する?
A. 基本的には完了する。
ただし、書類が揃わないと、時間がかかることもある。
「印鑑証明書が取れない」「相続人の1人と連絡が取れない」とか。
自分でやる vs 司法書士に頼む【比較表】
| 項目 | 自分でやる | 司法書士に頼む |
|---|---|---|
| 費用 | 約8万円 | 15〜23万円 |
| 期間 | 1〜2ヶ月 | 1〜2ヶ月 |
| 手間 | かなり大変 | ほぼゼロ |
| 平日の休み | 2〜3回必要 | 不要 |
| ミスのリスク | あり | ほぼゼロ |
| 精神的負担 | 大きい | 小さい |
こんな人は自分でやる
- 時間に余裕がある
- 平日に休める
- 費用を抑えたい(7〜15万円の節約)
- 相続人が少ない(配偶者と子供だけ)
- 不動産が1件だけ
こんな人は司法書士に頼む
- 時間がない
- 平日に休めない
- 書類作成に不安
- 相続人が多い
- 不動産が複数ある
- 遺産分割協議が複雑
- 精神的に楽したい
まとめ
相続登記を司法書士に頼む場合、こんな感じです:
費用:15〜23万円 自分でやるより7〜15万円高いけど、全部丸投げできる
期間:1〜2ヶ月 戸籍謄本の取り寄せに時間がかかる
手間:ほぼゼロ 書類に署名・押印するだけ
選び方:
- 相続登記の実績が豊富
- 費用が明確
- 説明が丁寧
- レスポンスが早い
- 無料相談がある
流れ:
- 司法書士を探す(1週間)
- 無料相談に行く(1日)
- 契約・書類準備(1週間)
- 遺産分割協議書に署名(1日)
- 登記完了(2〜3週間)
平日に休めない人、書類に不安がある人は、司法書士に頼んだ方が確実。
7〜15万円で、精神的にめちゃくちゃ楽になります😊
以下チェックリスト参考に使用してください↓
相続登記 必要書類チェックリスト
印刷日: 年 月 日
■ 被相続人(亡くなった人)の書類
| □ | 戸籍謄本(出生〜死亡) | 450円/通 | 転籍があると複数必要 |
| □ | 除籍謄本 | 750円/通 | 本籍地の役所 |
| □ | 改製原戸籍 | 750円/通 | 古い戸籍 |
| □ | 住民票の除票 | 300〜400円 | 最後の住所地 |
■ 相続人(もらう人)の書類
| □ | 戸籍謄本 | 450円/通 | 相続人全員分 |
| □ | 住民票 | 300〜400円 | 相続人全員分 |
| □ | 印鑑証明書 | 300〜400円 | 相続人全員分 |
■ 不動産関係の書類
| □ | 固定資産評価証明書 | 300〜400円 | 市区町村役場 |
| □ | 登記事項証明書 | 600円 | 法務局 |
| □ | 遺産分割協議書 | 無料 | 自作の場合 |
■ 費用の計算
| 書類取得費 | 約_____円 |
| 登録免許税(評価額×0.4%) | 約_____円 |
| 司法書士報酬(依頼時) | 約_____円 |
| 合計 | 約_____円 |
■ スケジュール
| □ | 戸籍謄本の取得 | _月_日 |
| □ | 遺産分割協議 | _月_日 |
| □ | 遺産分割協議書作成 | _月_日 |
| □ | 書類準備完了 | _月_日 |
| □ | 法務局に申請 | _月_日 |
| □ | 登記完了 | _月_日 |
■ メモ
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⚠️ 重要:相続を知ってから3年以内に申請
期限超過で10万円以下の過料
出典:街を読む不動産ブログ(machiyomi-fudosan.com)


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